制作実績一覧

長尺の撮影素材を編集から投稿まで自動化する動画制作パイプライン

概要

定点カメラで撮りっぱなしにした 1 時間前後のトレーニング動画を、YouTube に出せる動画に仕上げて非公開で投稿するまでのパイプライン。場面選びと文面は AI エージェント(Claude Code)が判断し、それ以外の工程は道具が毎回同じ結果を出す。人が行うのは、仕上がりへの OK と公開の判断だけ。

課題・背景

撮りっぱなしの素材は、無人の時間や休憩が大半を占め、どこが見せ場かは毎回変わる。種目も器具も回ごとに違うため、固定のルールでは場面を選べない。一方で、判断のたびに AI が手作業で切り貼りすると、結果がぶれて遅くなる。編集の後にもタイトル・概要欄・チャプター・サムネイル・アップロードが続き、ここを手で行うと人の手間が残る。公開は取り消せないため、そこだけは人の判断に残したかった。

アプローチ

判断は AI、作業は道具、方針は文書に分けた。AI が判断するのは「どこを使うか」と「タイトル・概要欄の文面」の 2 つで、その出口を動画ごとの設定ファイル 1 つに絞った。解析・切り貼り・BGM・重量表示・サムネイル・チャプターの計算・アップロードは、その設定ファイルを読むコマンドが同じ結果を出す。判断の基準と運用の方針は文書にまとめ、AI が作業の最初に読む。

編集の判断と投稿の中身を同じ設定ファイルに持たせた。概要欄のチャプターは投稿のときに編集内容から計算して差し込むので、編集をやり直しても時刻がずれない。タイトル・概要欄の書き方は YouTube 公式のガイドを根拠に文書化し、機械で確かめられる部分はコードで検査して、違反があれば投稿を止める。

公開だけは人に残した。投稿は必ず非公開で行い、送る内容を事前にそのまま表示して人の OK を得てから上げる。公開と予約は人が YouTube Studio で行う。

権限は最小にした。YouTube の権限はアップロードに限る範囲だけにし、動画の閲覧・編集・削除はできない。投稿の部分は Python の標準ライブラリだけで書き、途中で切れても再開でき、二重投稿を防ぐ記録を残す。

成果

60 分の素材が、3 回の注文で 4 分 27 秒の完成動画になった(制作の詳細)。2 本目は 2 種目・69 分の素材から全セットを収めた 12 分 23 秒の動画を作り、同じ設定ファイルから非公開の投稿まで進んだ。種目が増えた回や片手ずつの種目にも、道具の側を広げて対応し、動画ごとの判断を設定ファイル 1 つに置く形は保っている。

担当範囲

企画/設計/開発/運用

技術スタック

Claude Code/Python/FFmpeg/YouTube Data API