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Vercel, Netlify, Cloudflare Pages 課金するならどれ?

サーバーサイドの機能を持つWebサイトを無料で運営する場合、Vercel、Netlify、Cloudflare(Pages/Workers)が主な選択肢になります。この記事はもともと2023年に「課金するならどれか」を考えたものですが、2026年に読み返したら結論の前提が崩れていたので、現行の料金で考え直しました。

2023年の結論は「1ドル安いNetlify」だった

当時の各社の有料プランは、Vercelが月20ドル、Netlifyが月19ドル、Cloudflare Pagesが月20ドル。「課金したら各社の差がなくなるなら、1ドル安いNetlifyでいい」というのが私の結論でした。

この前提は、2026年現在どちらも崩れています。

  • NetlifyのProは月20ドルのクレジット制になり、「1ドル安い」が消滅した
  • CloudflareはPages単体の有料プランではなく、Workersへの統合が進み、課金の入口はWorkers Paid(月5ドル〜)になった

2026年の料金(執筆時点)

  • Vercel Pro:月20ドル/ユーザー(20ドル分の従量クレジット込み)
  • Netlify Pro:月20ドル(クレジット制。無料プランは300クレジット、Proは3,000クレジット)
  • Cloudflare Workers Paid:月5ドル〜(リクエスト1,000万回/月とCPU時間3,000万ミリ秒/月を含む。静的ファイルの配信は無料プラン同様、無制限・無料)

いま課金するならCloudflare

結論を変えます。いま課金するならCloudflare(Workers Paid)です。

理由は単純で、差が「1ドル」ではなく「4倍」になったからです。Cloudflareは静的配信がもともと無料・無制限なので、課金で買うのは実質サーバー側の処理枠ですが、月5ドルでリクエスト1,000万回/月まで使えます。個人開発や中小規模のサイトでこの枠を使い切るのは、なかなか大変です。

実際、このブログも現在はCloudflare Workersで運用しています。

ただ、公平のために書いておくと、VercelとNetlifyの20ドルは「ホスティング枠」だけの値段ではありません。チーム機能、ビルドの速さ、プレビュー環境といったプラットフォーム全体の体験に対する料金です。Next.jsのプロジェクトをVercelに置いたときの開発体験の良さは2023年から変わっていませんし、チームで使うならその価値は十分あります。

逆に言うと、2023年に書いた「JAMstackサイトのホスティング程度であればオーバースペック」という感覚も変わっていません。個人や小規模の用途で、ホスティングのために課金するなら、月5ドルのCloudflareで十分というのが現在の見解です。

他の選択肢

  • Heroku
  • AWS Amplify
  • Firebase Hosting
  • AWS App Runner
  • Cloud Run

など、他にも選択肢はありますし、SSG(静的サイト)であればさらに増えます。

ちなみに、2023年版のこのリストにはEdgioも載せていましたが、その後2024年に経営破綻し、2025年1月にサービスを終了しました。ホスティング選びは「安いかどうか」だけでなく「続くかどうか」も大事だと実感した出来事です。その点、今回挙げた3社はいずれも心配の少ない選択肢だと思います。

どこに重きを置くかでベストな選択は変わってきますが、お金をかけないように時間をかけて頑張る、本末転倒なパターンにならないようには選びたいところです。月5〜20ドルを払って解決するのが最もコスパが良い、というのは2023年から変わらない結論です。