【無料】Bing AIでブログ記事を自動作成するコツ

公開日:2023/7/20更新日:2023/7/20

Bingのチャット機能(Bing AI)は、有料版ChatGPTの機能が使える裏技的な方法で、執筆時点で最も高性能なモデルのGPT-4やブラウジング機能が使えます。この記事では、そのBing AIを使ってブログ記事を作成するコツをご紹介します。

プロンプトの重要性

Bing AI(GPT-4)は非常に優秀なので、「〇〇についてのブログを書いて」の指示だけで済んでしまいますが、どんな情報が欲しいのか、どんな形でレスポンスを返して欲しいか、明確なプロンプト(指示・命令)を与えることが重要です。

例として、ブログの場合は以下のような情報が必要になるかと思います。

  • タイトル
  • スラッグ
  • 説明
  • 本文
  • サムネイル(アイキャッチ)画像
  • タグ
  • カテゴリー

これをそのままBing AIに「〇〇についての記事を書いて。必要な情報は以下の通り」と指示してもいいのですが、対人間と同じく、指示内容が明確であればあるほど質の高いレスポンスが返ってきます。

良いプロンプトの例

以下が良いプロンプトの例です。

火事が起きた時にすべき行動について、以下のフォーマットに従ってブログを書いて。

タイトル:
32文字以内のユニークなタイトル

スラッグ:
アルファベッドや数字で構成された文字列。記事のURLとして使う

説明:
160文字以内で簡潔に。メタディスクリプションとして使う

本文:
HTML形式

そして、以下がBing AIからのレスポンスです。

ブログを書くのは楽しいですね。😊
以下のように書いてみました。どうでしょうか?

タイトル:
火事に遭ったら、まずやるべき3つのこと

スラッグ:
how-to-survive-a-fire

説明:
火事に遭ったら、どうすればいいのでしょうか?この記事では、火事に遭った時にすぐに行うべき3つの行動を紹介します。

本文:
```html
<h1>火事に遭ったら、まずやるべき3つのこと</h1>
<p>火事は突然起こります。火事に遭ったら、パニックにならずに冷静に対処することが大切です。しかし、どうすればいいのでしょうか?この記事では、火事に遭った時にすぐに行うべき3つの行動を紹介します。</p>
<h2>1. 火災報知器を確認する</h2>
<p>火災報知器は、火事を早期に発見するための重要な装置です。火災報知器が鳴っている場合は、火事が発生している可能性が高いです。火災報知器が鳴っていない場合でも、煙や臭いなどで火事を感じたら、自分で火災報知器を押してください。これにより、周囲の人や消防署に火事を知らせることができます。</p>
<h2>2. 避難経路を確認する</h2>
<p>火事が発生したら、すぐに安全な場所に避難することが必要です。しかし、避難する前に、避難経路を確認することが大切です。避難経路は、建物内の案内板や非常口などで表示されています。避難経路は、常に確保されているとは限りません。煙や炎などで塞がれている場合もあります。その場合は、別の避難経路を探してください。また、エレベーターや階段などの密閉空間は、煙や熱で危険な場所になりやすいです。できるだけ開放的な場所を通って避難してください。</p>
<h2>3. 体を守る</h2>
<p>火事では、煙や炎だけでなく、落下物や爆発物なども危険です。そのため、体を守ることが重要です。体を守るためには、以下のことに注意してください。</p>
<ul>
<li>頭や顔はタオルやハンカチなどで覆って保護してください。</li>
<li>目や鼻や口は濡れた布などで覆って呼吸器系を保護してください。</li>
<li>手足は長袖や長ズボンなどで覆って皮膚を保護してください。</li>
<li>靴は厚底や防水などのものを履いて足元を保護してください。</li>
<li>貴重品や荷物は持ち歩かずに置いておいてください。邪魔になったり重くなったりして避難速度が落ちる可能性があります。</li>
</ul>
<p>以上が、火事に遭ったら、まずやるべき3つのことです。火事は予測できません。日頃から火災予防や避難訓練などを行って、備えておくことが大切です。火事に遭わないことが一番ですが、もし遭ってしまったら、この記事を参考にして、安全に避難してください。</p>
```

改善案

先ほどのプロンプトでも十分良い結果が得られますが、以下に挙げるように、いくつか改善の余地があります。

  • h1タグ(見出し1)が不要
  • 参考にしたソースが不明
  • テキストが中心でコピペが面倒(コピーボタンが欲しい)

プロンプト(改善版)

火事が起きた時にすべき行動について、以下のフォーマットに従ってブログを書いて。コピーしやすいように、それぞれの項目の値だけをコードブロックで囲んで。

タイトル:
32文字以内のユニークで目を惹くタイトル

スラッグ:
アルファベッドや数字で構成された文字列。記事のURLとして使う

説明:
160文字以内で簡潔に。メタディスクリプションとして使う

本文:
以下のフォーマットに従ってHTML形式で作成。外部リンクは新しいタブで開く

導入

## 見出し

本文

## 見出し

本文

## 参考リンク

- 外部リンク1
- 外部リンク2

Bing AIからのレスポンス

ブログの記事を作成しました。以下のコードブロックにコピーしてください。

タイトル:
```
火事の時にすべき行動とは?初期消火から避難までのポイント
```
スラッグ:
```
how-to-act-in-case-of-fire
```
説明:
```
火事が起きたらどうすればいいのでしょうか?初期消火の方法や避難時の注意点など、火災時の正しい対処法をわかりやすく解説します。
```
本文:
```html
<p>火事は誰にでも起こりうる危険な事故です。火事が発生したときの行動は、自分や家族の命を守るためにとても重要です。しかし、実際に火事に遭遇したら、どうすればいいのでしょうか?</p>
<p>この記事では、火事が起きたときにすべき行動とは何か、初期消火の方法や避難時の注意点など、火災時の正しい対処法をわかりやすく解説します。火事に備えて、ぜひ参考にしてください。</p>

<h2>火事が起きたらまずは「逃げ遅れない」こと</h2>
<p>火事が起きたら、まずは「逃げ遅れない」ことが最優先です。総務省消防庁「令和2年 (1月~12月) における火災の状況 (確定値)」によると、住宅火災の死に至った経過状況 (放火自殺者等を除く・不明・調査中を除く) では、逃げ遅れが原因で死亡した人が全体の8割以上です。<a href="https://www.fdma.go.jp/disaster/house_fire/pdf/2020/2020_01.pdf" target="_blank">[1]</a></p>
<p>逃げ遅れないために早く気づくことが大切です。住宅用火災警報器は、消防法によりすべての住宅に設置が義務付けられています。<a href="https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/learning/contents/jiei/chapter/step-29.html" target="_blank">[2]</a> 火災警報器が鳴ったら、すぐに出火元を確認し、周囲に知らせましょう。</p>
<p>また、本当に怖いのは炎ではなく煙です。不完全燃焼の煙を大量に吸い込むと、一酸化炭素中毒や呼吸困難で自由に体を動かせなくなります。<a href="https://tg-uchi.jp/topics/4124" target="_blank">[3]</a> 避難時は煙を絶対に吸わないように、濡れたタオルなどで口や鼻を押さえ、低い姿勢で逃げましょう。</p>

<h2>初期消火の3原則とは?</h2>
<p>出火から3分以内が、消火できる限度だそうです。<a href="https://tg-uchi.jp/topics/4124" target="_blank">[3]</a> 初期消火は自分や家族だけでなく、周囲の人々や財産にも大きな影響を与えます。初期消火には、以下の3原則を守りましょう。</p>
<ul>
<li>見つけたら早く知らせる</li>
<li>早く消火する</li>
<li>早く逃げる</li>
</ul>
<p>見つけたら早く知らせるというのは、隣近所に声をかけたり、非常ベルを鳴らしたりして、火事だと知らせることです。小さな火でも、すぐに119番通報をして消防車を呼ぶことが大切です。</p>
<p>早く消火するというのは、消火器や水などで火元に向かって消火することです。消火器だけに頼らず、座布団で火を叩いたり、濡れた毛布で火を覆ったりする方法もあります。ただし、自分の手に負えない場合は無理せず逃げましょう。</p>
<p>早く逃げるというのは、天井に火がうつったり、煙が充満したりした場合は迷わず逃げることです。逃げる際は扉などを閉めて、火に空気が入らないようにすることも重要です。</p>

<h2>出火元別の初期消火のコツとは?</h2>
<p>初期消火の方法は、出火元によって異なります。以下では、よくある出火元別の初期消火のコツを紹介します。</p>
<h3>油なべ</h3>
<p>油なべからの出火は、慌てて水をかけると危険です。水が飛び跳ねて火傷したり、燃えた油が飛び散って火災が大きくなる可能性があります。<a href="https://bousai.press/escape/" target="_blank">[4]</a></p>
<p>まずは消火器を吹きかけて消火しましょう。消火器がなければ、濡らした大きめのタオルやシーツを手前からかけ、空気を遮断します。空気の遮断により消火することができます。</p>
<h3>石油ストーブ</h3>
<p>石油ストーブからの出火は、真上から一気に水をかけて消火しましょう。斜めに水をかけると石油が飛び散って危険です。<a href="https://tg-uchi.jp/topics/4124" target="_blank">[3]</a></p>
<p>石油が流れて広がっている場合は、大きめの濡れた毛布などでまず燃えているストーブを覆い、空気を遮断します。その上から水をかけて消火しましょう。</p>
<h3>風呂場</h3>
<p>風呂場からの出火に気づいた場合、いきなり扉を開けることは厳禁です。空気が浴室内に供給されると、火の勢いが強まる可能性があります。<a href="https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/learning/contents/jiei/chapter/step-29.html" target="_blank">[2]</a></p>
<p>徐々に扉を開けて一気に消火しましょう。</p>
<h3>電気製品</h3>
<p>電気製品からの出
```

上手くレスポンスを返してもらうコツ

改善版のプロンプトは十分実用的なのですが、今回の例のように、場合によっては生成が途中で止まってしまいます。その場合、「続きからお願い」のように指示すればいいだけなのですが、まとまったレスポンスが欲しい場合は、指示を分けてあげるのがベターです。

例えば、今回の場合、本文が長くなることは予想されますが、それを避けるために「500文字以内で」と制限を設けるわけにはいきません。適切なボリューム量がわからないためです。

そのため、「本文」と「それ以外」とで分けて指示を出すと上手くいきます。むしろ、本来はそうやって使うのが正解かと思います。

プロンプト例

1回目の指示

火事が起きた時にすべき行動について、以下のフォーマットに従ってブログを書いて。コピーしやすいように、それぞれの項目の値だけをコードブロックで囲んで。

タイトル:
32文字以内のユニークで目を惹くタイトル

スラッグ:
アルファベッドや数字で構成された文字列。記事のURLとして使う

説明:
160文字以内で簡潔に。メタディスクリプションとして使う

2回目の指示。やりとりを覚えているので、これで十分です。

以下のフォーマットに従ってHTML形式で本文を作成して。外部リンクは新しいタブで開いて。

導入

## 見出し

本文

## 見出し

本文

## 参考リンク

- 外部リンク1
- 外部リンク2

以下のプロンプトで画像を生成することもできます。

このブログ用にオリジナルのサムネイルを生成して。